2026年2月の記事一覧
【設備システム科】閉校舎を前に感謝を込めて。土合公民館へ「伝統の証」を寄贈しました!
2月20日(金)、本校設備システム科の3年生が「課題研究」の授業で製作したベンチを、地域の「土合公民館」へ寄贈いたしました。
統合を前に「浦工」の足跡を地域に遺す
本校は、学校統合によりこの3月をもって現在の校舎を閉じることとなります。
慣れ親しんだ学び舎がなくなる寂しさを抱えつつも、「地域の方々に支えられてきた感謝を形にし、学校の存在感をいつまでも遺したい」という生徒たちの強い願いから、今回のプロジェクトは始まりました。
3年間の集大成、こだわり抜いたベンチ製作
設備システム科の3年生が、これまでの実習や文化祭アーチ製作等で培った技術をすべて注ぎ込みました。
耐久性の追求: 長く地域の方に使っていただけるよう、堅牢な造りに。
デザイン: 周囲の景観に馴染みつつも、本校の技術力が光る仕上がり。
「浦和工業高校」という名前が刻まれたこのベンチは、学校が統合した後も、この街で地域の人々に寄り添い続けることになります。
メディアも注目。寄贈式と取材の様子
当日は土合公民館にて寄贈式が行われ、多くの関係者の方々に見守られる中、無事にベンチを引き渡すことができました。
この意義深い取り組みはメディアからも注目され、当日はテレビ埼玉および埼玉新聞社の取材を受けました。インタビューに答える生徒たちの表情には、一つの歴史を締めくくる誇らしさと、地域への貢献を成し遂げた達成感が溢れていました。
<生徒の感想>
「校舎はなくなってしまいますが、自分たちが作ったベンチがここにある限り、浦和工業高校という学校があった証拠になります。地域の方々に座ってもらうたびに、僕たちのことを思い出してもらえたら嬉しいです。」
<お披露目(序幕)>
<代表挨拶>
<感謝状贈呈>
<代表生徒の言葉>
<参加者紹介>
<取材の様子>
今回の寄贈は、本校にとって最後の大きな地域貢献活動の一つとなりました。これまで本校を温かく見守ってくださった地域の皆様、本当にありがとうございました。
新しい環境へ進む生徒たちにとって、このベンチは一生の誇りとなるはずです。
【工業科】生徒研究発表会を実施しました
本日の3年生登校日に合わせ、生徒研究発表会を行いました。
生徒研究発表会は、課題研究をはじめとする各学科の生徒の研究について発表し、
その成果をお互いに見合おうというものです。
今年度も4学科5テーマの発表が行われました。
① 校長挨拶
② 機械科「自動車製作」
課題研究で1年間かけて製作したEVカーや、
昨年度の課題を解消を目指してエコランカーをメンテナンスし、
それぞれコンテストに出場した結果を報告しました。
③ 電気科「キャリアロボットの製作」
旋盤やフライス盤にも挑戦し、全国高等学校ロボット競技大会に出場するため、
課題研究の授業で制作したキャリアロボットの製作について発表を行いました。
④ 設備システム科 「地域に遺すベンチ製作」
土合公民館からの依頼で制作した木製ベンチについての発表を行いました。
製作に当たっては使用する方の使いやすさを考慮し、幅・高さ・奥行などの検討を行いました。
⑤ 情報技術科「自作アーケードコントローラーとファームウェア」
ゲームなどで使用するコントローラを、基板の設計やファームウェアの制作から
行ったことについて発表しました。
⑥ 情報技術科「LLMを活用したプログラミング演習サービス」
近年活用が進んでいる、LLM(大規模言語モデル)を活用した、
プログラミングを学習するためのウェブアプリについて発表を行いました。
⑥ 教頭講評
どの発表も、1年間の取り組みについてよくわかる内容であり、
各学科の特色が生かされたものでした。
また研究の中での友人との協力や、課題を解決するために考えたことが
よく伝わってくるものでした。
3年間の集大成として発表してくれた3年生の皆さん、ありがとうございました!
なお設備システム科のベンチは、土合公民館に寄贈され、活用される予定です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただき、実際に座ってご体感ください。
【情報技術科】所沢市 学校給食展に出展しました!
情報技術科では、7日(土)に所沢市 吾妻まちづくりセンターで開催された、
「学校給食展」にVRコンテンツを出展しました。
学校給食展は毎年開催しているイベントで、
所沢市民の方に学校給食への理解を深めてもらう機会になります。
学校給食の歴史や、給食で使用する食器などの展示、
白衣を着ての写真撮影や、カレーなどを作る際に使用するかまのかき混ぜ体験などのコーナーがあります。
情報技術科は今年度、所沢市第二学校給食センターとコラボし、
VRコンテンツを制作した経緯があり、今回の展示にお招きいただきました。
情報技術科でもいよいよ最後となるイベント参加でしたが、
生徒が積極的に活動してくれました。
また、雪がちらつく不安な空模様でしたが、
多くのお客様がお越しになり、およそ180名のお客様にVRを体験していただきました。
これまでにも多数のイベントに参加した生徒が運営してくれたため、
沢山のお客様に楽しんでいただき、
最後には給食センターで働く方々にも体験していただきました。
また、このコンテンツは、所沢市の小中学生が授業などで自由にみられるよう、
準備を進めています。
これまでにイベントの運営に携わってくれた生徒の皆さん
ありがとうございました!
この経験から得た、コミュニケーション力や調整力、創造力を次の進路でも生かしてください!
また、これまでVR体験に参加いただいたお客様、保護者の皆さま、ありがとうございました!
【3学年】スーツ着こなし講座を行いました!
令和8年2月4日(水)、3年生を対象に「スーツ着こなし講座」を開催しました。 普段は作業着や制服で過ごす生徒たちですが、今回は紳士服の専門家を講師にお招きし、社会人としての身だしなみの重要性について学びました。
本講座では、スーツの選び方から、ネクタイの結び方など、多岐にわたる内容をご講演いただきました。
◆第一印象の重要性:人の印象は数秒で決まること。
◆正しいサイズ選び:肩幅や袖丈など、だらしなく見えないためのチェックポイント。
◆着こなしのルール:靴とベルトの色を合わせるなどの基礎基本。
実際に生徒がモデルとなり、ネクタイの結びに苦戦しながらも、お互いに教え合う姿が見られました。鏡の前で背筋を伸ばすと、いつもの高校生らしい表情から、ぐっと大人びた表情に変わるのが印象的でした。
工業高校を卒業し、現場のスペシャリストとして羽ばたく生徒たちにとって、スーツは大切な「勝負服」になるのではないでしょうか。今回学んだことを活かし、自信を持ってそれぞれの進路へと突き進んでほしいと思います。
【設備システム科】課題研究発表会
令和8年1月26日㈪に「設備システム科 課題研究発表会」を実施しました。
今年度の設備システム科の発表会は、「自分たちの技術で何ができるか」をテーマに、生活に密着した視点での研究が目立ちました。高度な技術の追求だけでなく、社会の一員として課題を見つめる姿勢が、今回の発表の大きな特徴です。
特に印象的な発表は以下のとおりです。
◆ろ過実験(水環境へのアプローチ)
「安全な水」というインフラの原点に立ち返り、ろ材の組み合わせによる浄化能力の違いを検証しました。当たり前に存在する「水」の重要性を、自らの手で再確認するプロセスを重視しました。
◆高齢者用の椅子製作(ユニバーサルデザインの検討)
設備を使う「人」に焦点を当て、人間工学的な視点から椅子の製作に挑戦。使い手の身体的負担を想像し、木材や寸法を吟味する「使う人への配慮」を学びました。
◆海岸のゴミ問題(環境保全と地域貢献)
環境課題に目を向け、実際に現地調査を実施。技術者が考慮すべき「環境負荷」や「循環型社会」について、現状を知ることから一歩を踏み出しました。
≪発表会の様子≫
開会宣言(設備システム科主任)・諸注意
講評(堀口校長)・閉会宣言(設備システム科主任)
一つひとつの研究は、まだ小さな一歩かもしれません。しかし、現場で起きている問題に気づき、それを解決しようと動いた経験は、卒業後、現場で「生きた技術」を扱う上での大切な土台となることと思います。