浦和工業高校より

2011年4月の記事一覧

4/11 入学式

 51回 入学式

本校では、4月11日(月)に 第51回 入学式(平成23年度)を挙行しました。機械科・電気科・設備システム科・情報技術科、4科合わせて242名の新入生を迎え、1~3学年621名で新年度をスタートしました。
一人ひとりが専門の学習や部活動、資格取得などで自分づくりに励み、お互いが切磋琢磨し人格形成を目指してください。そして、最終学年では、企業への就職や上級学校への進学など、進路希望を実現して、立派に巣立っていくことを願っています。


4/12 対面式・部活動紹介

  412日(火)対面式・部活動紹介行われる 

 前日(411日)の入学式に続いて、在校生と新入生の対面式が体育館で行われました。入学式の厳粛な雰囲気と違い、緊張の連続だった新入生にも、ほっと一息できる貴重な時間だったようです。

この日は、新入生と在校生の初対面となりました。当行事は、生徒会の主催であり、司会・進行・放送も全て生徒会のメンバーが、春休み前から準備して行ったものです。新入生に、いかに効率よく、わかりやすく学校を知ってもらえるか、アイデアを練りました。学校施設・設備の写真を撮ってまとめ、プロジェクタースを使ってテージ上のスクリーンに映しました。また、本校生で取得可能な資格を学科別に一覧にし、食堂のおいしいメニューや自分たちの学んでいる専門教科についても紹介しました。

本校では、生徒手帳と生徒会誌「さくら草」を、対面式で2・3年生の代表者から新入生に手渡す儀式があります。生徒会長からの歓迎の挨拶の後、今年は新入生の女子生徒からお礼の言葉がありました。また、本校コーラス部と生徒会役員のコラボによる校歌紹介もありました。近い将来、3学年そろって高らかに校歌を歌う日が来ることでしょう。

対面式の後、各部活の代表者がステージ上で部活紹介を行いました。運動部ではテニス部のラリーの応酬や、全国大会県予選ベスト8を果たしたラグビー部のパス回し、黒帯を締めた柔道着姿の柔道部員、剣道部員の基本打ちの掛け合いなどがとても印象的でした。文化部では電算機部がコンピューターを使った動画作品をスクリーンに映し、軽音楽部のドラムとギターのセッションのステージ演奏があり、漫画・アニメ部の描き溜めた作品の質の高さに、新入生たちも興味深々の様子でした。放課後は部活体験があり、すでに入部を決めた運動部の生徒がいる一方、各部を見学して決めかねている新入生の姿もありました。

本校の部活動は、比較的先輩と後輩の仲がよく、面倒見のいい先輩が多いと思います。新入生も早く自分に合った部活動を見つけ、仲間を増やし、技術の向上を目指し、貴重な青春時代を自分磨きに費やしてほしいと思います。

4/8 始業式

 4/8(金)9:10~9:35
 新年度、久しぶりにクラスメートと再会という生徒も多かったと思います。体育館にて、次の内容で始業式を行いました。
・校長講話
・担任団、分掌主任紹介
・生徒指導部主任講話
 
 前年度の反省を生かし、新たな目標を持って充実した1年を送ってください。
 
 校長講話の内容は、以下のとおりです。 
皆さんが、春休み中、新学期に向けた準備や、学校内外で部活動へ熱心な取り組みができ、東日本大震災後を無事に過ごし、今日ここに集まれたことを私は、大変うれしく、また、幸せに感じます。
 3月11日の東北地方太平洋沖地震による東日本大震災、更に福島第一原子力発電所の事故、また、事故による農作物や飲料水への直接の被害や風評被害など、様々な被害を受けた方にお見舞い申し上げます。そして、行方不明の方々の発見や事故の収束、復旧、復興が一刻も早まる事を願っています。
 被災地域の傷跡は癒えず、映し出される映像は何日経っても変化がありません。原発事故の収束もはかどりません。気温の低い日が続きました。まるで、3月11日から時間が止まってしまったかのような日々が過ぎました。しかし、例年より遅れてはいますが桜も咲き始め、季節は確実に歩んでいます。
 歩みは遅いですが、被災地の復旧や復興は着実に進んでいます。復旧作業、復興作業、そして原発事故の収束作業に直接携わっているのは、君たちが歩み出し、目指している技術者です。君たちの先輩である専門的技能や技術を備えた技術者達が、被災地はもとより、全国、全世界で必死に頑張っています。
 3月11日を境に、家族や親戚はもちろん、自分自身の生活が一変してしまった君たちと同世代の人達がたくさんいます。親戚や知人、そして支援機関などを頼って埼玉で生活を始めた人も大勢います。その人達が一刻も早く住み慣れたふるさとで過ごせるようにするのも、工業技術です。
 昨年度末の終業式でも「皆さんに今できることは何か」と申し上げました。それは、将来のスペシャリストを目指すことに他なりません。浦和工業高校で、休まず仕事を続けられる健康で丈夫な心身をつくる。挨拶を行う・感謝や思いやりの気持をもつ・時間を守る・約束や社会のルールを守るなど、社会生活を送る上での生活習慣をつくる。そして、工業人としての基礎的な学力・知識を身に付け、必要な資格取得などに励み、日本の復興に貢献できるような力を積極的に身に付けることです。それが、今、君たちにできる支援であり、課せられた使命でもあります。
 3年生にとっては浦和工業高校最後の1年であり、進路実現に向けた仕上げの年です。震災の影響で景気の冷え込みも予想されます。厳しい1年になると思いますが、最後まで諦めずに自分の進路を確実なものにしてください。2年生にとっては、中堅学年であり、学校の要の学年です。学校の力がばらばらにならないよう、また、中だるみにならないよう、気持ちを引き締めて、学校をまとめる役割を果たしてくれることを期待します。
 来週の11日には、新1年生が希望に胸をふくらませ、入学してきます。よき先輩として、一人ひとりが自分の特徴を充分に発揮しながら、先輩として新入生の模範となってください。』   
 

4/8 着任式

 4/8(金)9:00~9:10
 
 新しく着任した先生を生徒に紹介するため、着任式を実施しました。そして、着任者を代表して、岡﨑教諭から次のようなご挨拶をいただきました。
『工業高校と聞いて抱いた印象は、「男子がほとんどなので、校内が雑然としていて汚れているのでは? 清掃が大変そう」といったものでした。しかし、浦和工業高校の校内を見た瞬間、その印象は一変しました。とてもきれいで清掃が行き届いていたからです。素晴らしいことです。なぜかというと、清掃活動がきちんと行えるようになると、いろいろな目配りや気配りも身に付いてくるからです。また、着任式の今、話を聞く態度もとても立派です。私語がなく、集中して聞いています。

 もちろん先生たちの厳しい指導があるからだと思います。なかには、指導が厳しすぎると感じている人がいるかもしれません。しかし、社会に出てから受ける精神的な厳しさに比べれば何でもありません。むしろ、今の厳しさを乗り越えることで、社会の厳しさを乗り越える力がついていくのだと思います。

 生徒の皆さんが専門的な技術を身につけると共に、人間的にも大きく成長して社会に旅立っていけるように、サポートしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。』

3/23 (水) 入学説明会を実施

 

東北関東大震災により、亡くなった皆様のご冥福をお祈りすると共に被災された皆様にお見舞い申し上げます。

大変厳しい社会情勢の中では、日本の復興を担う工業技術者を育成することが工業高校に課せられた責務と自覚しております。そこで3月23日(水)午後2時から入学説明会を実施しました。入学説明会は、新年度からの学校生活に円滑な取組ができるよう、浦和工業高校の教育課程や進路指導、学校の特色、学習や生活上の注意を各係から行いました。

入学許可候補者は、実習用作業着や工具、体育着や学校バッジなどの購入手続きを進めると、新しいことを学ぶ決意と希望が表情に表れ、瞳の輝きが変わったように感じられました。

三年後には、立派な技術者の卵として社会に巣立ち、復興事業にも携われるように、大きく成長することを願っています。