PTA活動

令和元年度埼玉県高等学校PTA連合会南支部役員等県外研修会について

令和元年度埼玉県高等学校PTA連合会南支部役員等県外研修会に参加しました

 

 令和元年10月21日(日)から22日(月)の1泊2日で、中野PTA会長、飯島PTA副会長、高橋PTA副会長、西尾PTA副会長、佐藤後援会長、新関後援会顧問、校長が南支部県外研修に参加しました。今回の研修先である福島県は台風19号により甚大な被害を受けました。県外研修の実施を自粛すべきではないかというご意見もありましたが、行程上の支障がないことから実施することになりました。

 初日は大変天候に恵まれました。道中、各校紹介のバス内研修の後、バス幹事校である伊奈学園総合高校がレクリエーションで盛り上げてくれました。まず、白河市にある小峰城を見学しましたが、バスの号車ごとにガイドがつき、小峰城の歴史や東日本大震災で崩壊した石垣等の修復について説明を受けました。その後、宿泊先である石川町の母畑温泉にある八幡屋に向かいました。八幡屋は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で総合第1位に選ばれたこともある名旅館です。

 昼食をとってから、中野PTA会長の開会のことばにより研究協議会が始まりました。初めに、富岡町3.11を語る会代表の青木淑子氏による「復興を支える人のつながり」という演題の口演会を聴きました。東日本大震災が起きた平成23年3月11日から現在に至るまでの富岡町の状況を当時の映像を使って語ってくれました。被災地の方々は「崩壊と創成の狭間」で生きています。津波による被害と放射能汚染により町は一瞬にして崩壊しました。放射能の除染は相当な範囲で進んでいますが、人々の心の除染は今なお終わっていません。私たちが思っている以上に復興の道は厳しいと感じました。青木氏は元県立富岡高校の校長で月に1度、休校となった校舎を訪れて校歌を歌うそうです。廃墟となった校舎に毎月通う元校長の姿を思い浮かべると胸に迫るものがありました。

 専門委員会の発表では、高校教育とPTAで南稜高校が、進路指導で市立浦和高校が、生徒指導で川口北高校が、家庭教育で大宮高校が発表しました。南稜高校の指導・助言を校長が担当しました。

 翌日は、いわき市の薄磯・豊間地区の震災と復興の研修を行いました。まず、塩屋崎灯台を訪れました。灯台の近くには美空ひばりの「みだれ髪」の歌碑と遺影碑が建ち、参加者は記念撮影をしていました。その後、バスごとに地元の語り部が地区を案内し、当時の津波の様子や復興状況について説明してくれました。今は穏やかな薄磯海岸に降りて8年前の出来事を話してくれました。

 今回の研修の目的は東日本大震災の復興状況を学ぶことでしたが、被災された地元の方々の生の声を聞き、また実際に被災された地域を訪れ状況を目の当たりにすることで、まだまだ復興は終わっていないことを実感しました。私たちができることは何かを改めて考えさせられた研修でした。