浦和工業高校より

令和5年度 第2学期終業式

令和5年度 第2学期 終業式が12月22日(金)に行われました。

             ◇ 次第 ◇
 ・校長講話
   ※下記に講話内容を全文で掲載
 ・生徒指導部主任講話
   〇 自転車事故について
   〇 学校のルール、学校生活について
    ・頭髪、服装、遅刻、人との関わり方についてなど
 ・生徒会会長より
   〇 新会長の挨拶
 ・生徒表彰
   〇 資格検定等(技能検定、プログラムコンテスト、高校野球奨励賞)
   〇 マラソン大会入賞
   〇 スポーツ大会入賞 

◇終業式の様子 ◇

校長講話

生徒指導部主任

生徒会長挨拶

表彰(技能検定等)

表彰(マラソン大会)

表彰(スポーツ大会)

 

▼ 校長講話 ▼

 皆さん、おはようございます。
早いもので、2学期も今日までとなりました。今年もあと残りわずかです。1年を振り返りうまくいったこと、いかなかったことを考えてみてはいかがでしょうか。
 宇宙が誕生したのは、およそ137億年前といわれています。なにもないところにビッグバーンという大きな爆発により急激に膨張しました。地球が誕生したのは今から46億年前です。バクテリアのような生物が誕生したのも約38億年前です。5億4000万年前からのカンブリア紀に生物は目覚ましく進化を遂げました。これまでも、地球環境の変化により生物は絶滅と進化を繰り返してきました。
 人類のもととなる猿人が登場したのは今から500万年前といわれています。今の人間に近い原人は20万年前に登場しました。人間の特徴は、道具を使い、他の生物に比べ考えるための脳が発達していることです。古代文明が登場したのも約5000年前からです。
 産業革命がおこったのは今から250年ぐらい前です。
 産業革命以降、大量に物資が生産され生活が大きく変化しました。
100年前までは、人間の寿命は50年程度でした。それまでは、50年ぐらいの寿命の中で、生活様式や日常の暮らし方が大きく変わることはありませんでした。しかし、私が過ごしてきた60年の間に生活が大きく変化しました。生活を便利にしてくれるものが、次から次へと登場しました。
 小学生の頃、将来の社会を、絵で描いた記憶があります。高層ビルの間を縫うように、自動運転の不思議な電車が走り、空飛ぶ自動車が飛び、野菜は工場で作っていました。人々はテレビ電話を持ちながら、離れた人と話をしていました。その時思い描いた風景は、よく考えれば、お台場を自動運転で走る「ゆりかもめ」だったり、人を乗せるドローンであったり、野菜などもLEDライトを使い、工場で栽培しています。ビデオ通話も普通に使っています。今、都内に行けば未来的な高層ビルがたくさん建っています。子供の頃、実現することは難しいと考えながら描いた「夢」が本当に実現していることに気づきました。
 これから一体どんな社会になるでしょう。
 私は、長い地球の歴史から考えると、この100年という一瞬は、爆発的な時代であると考えます。人々が、生活の変化を目に見えて感じることが多くなりました。しかし、便利になることが人類の幸せであるとは思いません。一度立ち止まり考えることが必要かと思います。
 今、話題となっていることはAIです。人間にとって代わるといわれている頭脳です。コンピュータが急速に発達することによって実現しました。AIの活用により、今まで人間でしたできなかった事が可能としました。AI自身が学習し、さらに進歩するまで言われています。産業革命の後の21世紀は情報革命といわれています。一瞬の判断で莫大な富を生むともいわれています。逆もあります。そうなると重大な判断なども、AIにとって代わる社会になるかもしれません。技術の進歩が、逆に不幸を招くことになっては全く意味をなしません。エンジニアとしての目標は、社会の課題を技術で解決することです。
 技術の進歩はとても素晴らしいことです。しかし、技術の進歩が人を苦しめることがあってはなりません。これからの皆さんに求められることは、本質を見極めることのできる目であると考えます。それには、技術以上に倫理観が必要となります。皆さんにはその素養を身に着けてもらいたいです。
 強いものが弱いものを倒すことは正義ではありません。私は強いものは弱いものを助けることこそが本当の正義であると考えます。
 技術の進歩により、世界中の争い、差別、格差や貧困から解放され、人々が幸せを送れるような社会を目指してください。
 なごり惜しいですが今年も残りわずかです。
 明日から冬休みですね。寒い日が続きます。体を大切に。
 皆さんにとって令和6年が素晴らしい年となるよう祈っています。良い年をお迎えください。
 私からの話は以上です。