浦和工業高校より

浦和工業高校より

朝のあいさつ運動【生徒会指導部】

 本日から3日間、PTA・後援会の方々と合同で朝のあいさつ運動を実施しています。正門前に立ち、日頃から周辺の交通整理をして下さっている生徒指導部の先生や校長先生と一緒に、登校する生徒や正門前を通行される地域の方々にあいさつをしました。心地よい春の朝陽と返ってくる挨拶に元気をもらい、清々しい気持ちで授業初日がスタートしました。本日から午前中特編授業が3日間組まれ、期間中の午後を使って担任の先生との二者面談を行います。「1年の計は春にあり」とも言われます。担任の先生と1年間の抱負や目標を立て、進路実現に向けて計画的に行動していきましょう。

令和7年度 1学期 着任式・始業式

令和7年度 4月8日(火)1学期 着任式・始業式を行いました。

◇次第◇
 着任式
  ・開式の言葉
  ・新転任者紹介
  ・新転任者代表あいさつ
 始業式
  ・校長講話
   ※下記に講話内容を全文で掲載
  ・生徒指導部より
  ・生徒会より
  ・校歌斉唱
  ・閉会の言葉
 諸連絡
  ・担任団・分掌主任紹介

◇着任式のの様子◇


新転任者紹介


新転任者代表あいさつ
小豆畑 隼教諭


◇始業式のの様子◇


校長講話

生徒指導部より

生徒会より

校歌斉唱

担任団・分掌主任紹介

新年度の全体の様子


▼校長講話全文▼

 皆さん、おはようございます。新しい年度となりました。この時期に桜が満開となるのは久しぶりです。ちょうど1年前に桜の休眠打破のお話をしました。1年前の話を少しでも思い出して桜を見ていただけると嬉しいです。
 今年度最後の学年となりました。私は浦和工業高校の沿革に刻まれる最後の校長となります。私のこの1年間の想いは何度もお伝えしました。今は残念な気持ちより、浦和工業高校をしっかり盛り立て、新校にしっかりつなげるワクワク感の方がむしろ勝っています。
 新校の名称ですが県議会をとおり、埼玉県立大宮科学技術高等学校と正式に決定しました。
 新校は、進学指導に力を入れ、国公立大学や難関私立大学を目指すカリキュラムを編成します。
今までにない新たなたな発想で5つの学科を設置します。
データサイエンスやAIを本格的に学ぶ「情報サイエンス科」
建築設計やインテリアのデザインを学ぶ「建築デザイン工学科」
航空宇宙から機械のデザイン設計までを学ぶ「機械工学科」
最先端のロボットについて学ぶ「ロボット工学科」
電力システムや次世代のエネルギーについて学ぶ「電気工学科」
学科ごとのクラス編成はせず、5つの学科がミックスホームルームとなっています。課題研究も学科横断型で、学科を越えた協働的な学びとなっています。大学進学に対応するために、1日45分、7時間授業となります。
誰もが憧れるような学校に生まれ変わりますので、是非応援してください。
 今日お話しすることは航空機についてです。工業製品の中でも航空機には最先端の技術が詰まっています。また、安全に飛行するため高い信頼性が求められます。新校の機械工学科では航空機についても学びます。
 航空機について詳しく調べてみると、エンジンや翼など飛ぶための仕掛けだけでなく、気象や環境、地球物理学まで様々なことが関係していることが分かります。
 気が付かれた人もいると思いますが、浦和工業高校の上空を低い高度で航空機が飛んでいるのを見たことはありますか?しかし、いつもではありません。どうしてでしょうか?
 それは、羽田空港の発着回数を増やすため、さいたま市上空を飛ぶ飛行経路の運用が始まったからです。よく見ると東側から航空機が近づき、学校の上空付近で左旋回しながら南に向かいます。
 毎日ではないのは、時間や気象条件として、南風が吹く時です。なぜ南風かというと、向かい風で飛んだ方が浮力(ふりょく)を稼ぐことができるので低速で飛ぶことができるからです。結果短い滑走距離で済むからです。
大型の鳥を観察すると必ず風に向かって飛び立つことが分かります。
 学校の上空付近で左旋回すると、羽田空港まで一直線のアプローチが始まります。新宿新都心上空、お台場レインボーブリッジの上空を通過し羽田空港に着陸します。皆さんも飛行機に乗った際、意識してみてください。北海道から羽田空港到着の便で、夕方の便が、学校上空を飛ぶ可能性が高いです。見慣れた景色を上空から見ることができます。
 パイロットは、離陸時の3分と着陸時の8分が最も緊張すると言われています。学校の上空を飛ぶときは着陸時の8分前であるので、空を見上げながらパイロットが緊張している姿を想像するのも楽しいかもしれません。
 そこで不思議に思うのは、航空機が雲の中で視界不良でも、正確に滑走路に着陸できることです。
 それはILS(Instrument Landing System)のおかげです。ILSは視界不良でも、滑走路までの侵入経路を確実に示してくれるからです。パイロットは目の前のディスプレイの中心に機体の位置が合うよう操縦すれば目的の滑走路に着陸できます。浦和工業高校の上空ではILSの電波にのって最終段階のアプローチに入るところです。
 今日は航空機について話しました。その理由は、身の回りの不思議に関心を持ってもらいたいからです。技術者の使命は社会課題を技術で解決することです。身の回りの「なぜだろう、なんでだろう」に解決のヒントがあります。
 さて、今日から新年度がスタートします。皆さんは目標ができましたか? これから進路ですね。期待もありますが、不安もあります。不安を解消するにはしっかりとした準備が必要です。是非乗り越えて、充実した高校生活としてください。
 これからの皆さんの頑張りに期待し、私からの講話とします。

令和6年度 3学期終業式

令和6年度 3月24日(月)3学期終業式を行いました。

◇次第◇
 ・開式の言葉
 ・校長講話
  ※下記に講話内容を全文で掲載
 ・生徒指導部より
 ・生徒会より
 ・表彰
 ・校歌斉唱
 ・閉式の言葉

◇3学期終業式の様子◇


校長講話

生徒指導部より

生徒会より

スポーツ大会表彰(生徒会)

表彰

校歌斉唱


▼校長講話全文▼

本年度も今日が最後の日となりました。
4月になると皆さんは一つ上の学年、3学年に進級します。
この年度を振り返り、うまくいったこと、いかなかったこと、努力したこと、足らなかったこと、もう一度考え来年度に活かしてください。
 残念ではありますが、3年生が卒業した後、皆さんの学年のみとなってしまいました。毎朝、校門に立っていますが、少し寂しい感じがします。でも、皆さんが元気に挨拶を返してくれると心が晴れます。
 さて、寒かった冬も終わり春の訪れを感じるようになりました。不思議なもので瞬間、瞬間での変化に気づかなくても、確実に変化していることを実感します。季節もそうですし、私たちの身の回りのこともそうです。皆さん自身も確実に成長、変化しています。
 さて、今日は、「それゆけ!アンパンマン」の作者の「やなせたかし氏」についての話をします。私は以前、やなせ氏が亡くなる直前にテレビでの対談を見たことがあります。インタビューの中で、94歳でも現役の漫画家として活躍される理由についての質問がありました。
 やなせ氏は、「今日一日生きたから明日も生きられるかもしれない。そういっていたら94歳になってしまった。やっているうちに道は拓けるかもしれない」と答えられました。
 「それゆけ!アンパンマン」がヒットしたのもやなせ氏が60歳近くなってからです。それから亡くなる直前まで現役の漫画家として書き続けたのは驚きです。
 私は、単純な幼児向けアニメのように思っていましたが、実はやなせ氏の強い想いが込められていました。
 やなせ氏は大正8年に東京で生まれました。幼くして父親と死別し、母親と弟といっしょに高知県で暮らすようになりました。その後母親の再婚したため伯父に引き取られ、辛い少年時代を過ごしていました。
 22歳で徴兵されたことがやなせ氏の人生に大きく影響をあたえることとなりました。
 戦地では、多くの人が命を落としていました。銃弾で負傷する人もいました。飢えに苦しむ者もいました。戦争は強い者が弱い者を倒すことが正義とされています。やなせ氏のいう戦争には「正義」など何もありません。唯一「正義」といえることは、眼の前で飢えて死にそうな人がいれば、自分の身を削っても食べ物を与えることであると話しています。
 決して難しい意味でなく「正義」とは「献身」と「無償の愛」である。これがやなせ氏の「アンパンマン」を書き続けてきた原点でした。困った人を助けることこそが平和な世界をつくるために大切であることをやなせ氏は訴えたかったのだろうと思います。お話の最後にアンパンマンは自分の頭をちぎってパンを与えます。パンを食べた人は必ず笑顔になる。困った時はいつでもアンパンマンが助けに来てくれると安心します。
 「♪そうだ!うれしいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも なんのために生まれて、なにをして生きるるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ・・・」何気なく聞いていた「アンマンパンのマーチ」。歌詞の一つ一つを見てみると、戦争での体験がやなせ氏の想いとしてつづられていることがよくわかります。
 どんな困難な時にでも、今日を乗り切れば、明日がある。あきらめずに、ねばり強く続けていれば何とかなる。アンパンマンが子どもたちにこれほどまでに愛されるようになったのはやなせ氏のねばり強い努力があってからだと思います。
 私が皆さんに伝えたいことは、3つあります。
 1つ目、あきらめずに粘り強く続けること 道が開けるということです。「自分はどうせできないや」「自分は駄目なんだ」とか言ってあきらめないでください。
 2つ目、他人を思いやる気持ちを持ってください。
残念なことに、SNSを見ると人を傷つけるような言葉があふれています。生徒指導でも不適切な言葉がけがあります。使うのであれば人を幸せにするような言葉を使ってください。絶対人を傷つけるような言葉は使わないでください。
 もし、身近でいじめのようなことがあったら、必ず「やめようよ」と言ってください。
 3つ目、弱い人を守ってください。皆さんの中でも不公平と感じる人もいるかもしれません。しかし、誰もが同じようにできるとは限りません。その時は是非、手を差し伸べてください。誰もが暮らしやすい社会を作ることが、自分自身の幸せにつながります。困っている人を見かけたら、声をかける。学校でも同じです。
 やなせたかし氏は、子供たちにアンパンマンを通してこのことを伝えたかったのかと思います。
 明日から春休みです。来年度に向けて目標を決め、それに向けて準備してください。
 今度皆さんが顔を合わせるのは始業式です。毎日規則正しい生活を送り新年度、元気で登校してください。
私からの話は以上です。



3学期スポーツ大会【生徒会指導部】

 3学期スポーツ大会を開催しました。男子はドッジボール、女子はバドミントンの2競技を行いました。優勝クラス(S2A)と教員チームとのエキシビジョンマッチも行われ、今日一番の盛り上がりを見せていました。今年度の生徒会主催の学校行事はこのスポーツ大会が最後です。新年度はいよいよ浦和工業高校として最後の1年となります。より一層学校を盛り上げていけるよう活動してまいります。

令和6年度 生命保険実学講座

 令和7年3月17日(月)に公益財団法人 生命保険文化センター 生活情報室 鈴木 千秋様をお招きして、「生命保険実学講座について」の授業を行いました。
 成人年齢の引き下げに伴い、自分自身にかかる責任や、それによって生じる可能性のあるリスクやその対策についてなどを学ぶ授業を実施していただきました。
ワークシートなどを使用したりと、生徒を巻き込んだ授業を行ってくださいました。
生徒たちも、他人事ではない事から真剣に話を聞いてる様子が伺えました。
 とても有意義な授業を行ってくださりありがとうございました。