浦和工業高校より

浦和工業高校より

登山部 「夏合宿」

令和6年8月5日から3泊4日、登山部は北アルプス・立山にて夏合宿を実施しました。

黒部ダムに立ち寄り、放水を見ることが出来ました。

立山に到着後は雷鳥沢キャンプ場でテント泊、室堂から雄山と大汝山を縦走した後下山をしました。

事故もケガもなく、雄大な自然の中で貴重な体験ができました。

室堂からの景色 雷鳥沢キャンプ場
標高3000mの雄山
キャンプ場からの景色 キャンプ場から見た立山

 

機械科2学生 「体験学習」

令和6年9月19日(木)の機械実習の時間を使用して、 2学年機械科(2クラス) で埼玉自動車大学校にて体験学習を実施しました。体験授業のプログラムは以下の通りです。

○学校説明

○施設見学

○実習「定期点検整備実習」

   「動力伝達実習と検査ライン実習」

   「マニュアル車の運転体験」

 

体験内容

・施設見学



・定期点検整備実習

 

タイヤの脱着、オイル、冷却水の位置や見方

 二級自動車整備士の国家資格を取得している埼玉自動車大学校の3年生の学生の下、タイヤの脱着、 オイルや冷却水の位置や見方を学びました。 その他使ったことのない工具の使い方やそれらの危険性も学びまし た。

 

・動力伝達実習と検査ライン実習                                                             

 車検の検査内容、タイヤと地面に加わる力について実際の車検で行われている内容のなかから抜粋していただき、 キャンバー角の必要性、サイドステップ( 車におけるタイヤの横滑りの量)の検査について学びました。全く触れたことのない新しい学びに本校の生徒も真剣そのものでし た。

 

・校内運転体験

 

 

マニュアル車の発進、バック

 本校の生徒たちは初めて自動車を運転するということもあり最初の説明を聞いている時から他の講義とは違う緊張が伝わってきました 。

 

各クラス代表生徒による感謝の言葉

 今回の体験授業では、学校ではまだ学んでいない実車を使用しての作業で、緊張感がありつつも埼玉自動車大学校の先生方や学生の皆さんに丁寧に楽しく、 わかりやすく教えていただき、とても内容の濃い1日を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

【2学年】合同企業説明会を実施しました

令和6年9月18日(水)6時間目のLHRにて、2学年 合同企業説明会を実施しました。

さいたま・川口・新座・越谷・所沢エリアに所在地をもつ企業にご来校いただき、様々な業種の魅力や仕事内容について理解を深めることを目的として行われました。

 

実施にあたっては、株式会社 シー・エイチ・エス様のご協力をいただきました。

本説明会にご参加いただいた企業は以下のとおりです。

・株式会社 三協運輸サービス 様

・株式会社 大黒屋 様

・若葉建設 株式会社 様

・大栄鋼業 株式会社 様

・エコスグループ 様

 

<説明会の様子>

 

工業に関する企業のみならず、別業種の仕事内容の説明を受けることで、新しい職業観や勤労観に触れるとともに、今後の進路選択の一助となりました。

関係企業の皆様、ありがとうございました。

令和6年度 2学期始業式

令和6年度 9月2日(月)2学期始業式が、Google MeetによるLive配信を利用して行わました。

◇次第◇
・校長講話
 ※下記に講話内容を全文で掲載
・生徒指導部主任講話
・生徒会長より
・校歌斉唱

◇2学期始業式の様子◇


校長講話

生徒指導部講話


▼校長講話全文▼

皆さん、おはようございます。
今日から2学期が始まります。
 今年の夏も本当に暑かったです。昨年度の猛暑日の記録を更に更新しているところです。暑い日が続いたので、体に負担がかかっているかと思います。無理はせず体調管理に気を使ってください。
 3年生の皆さんはこれから進路に向けて動き出します。全力で臨んでください。
 2年生の皆さんは学校の中心として動いていることと思います。部活動もそうですが文化祭など学校を動かす要となって浦工を引っ張ってください。
 今日お話しする内容は、夏休み中にフランスのパリ、イタリアのローマに行ってきたことの話です。ちょうどその期間パリではオリンピックが行われていました。その中で、これからの日本の在り方について考えさせられることがあったのでそのことをお話しします。
 オリンピックは平和の祭典ともいわれ、古代ギリシアでは、その期間戦争をやめオリンピアで競技会を行いました。これが古代オリンピックの始まりです。
 パリの印象ですが、歴史的な建造物が町のあちらこちらで見られ美しい街並みとなっています。飲食店が多く、オープンカフェとなっていてお店の前の歩道に、テーブルやいすがあり屋外で開放的な気分で食事を楽しむことができます。
 ベーカリーが多くあり、焼き立てのクロワッサンを店の前でコーヒーと一緒にいただきました。最高においしかったです。
 残念ではありますが、ポイ捨てのごみが多く、その意味では日本の街はきれいであることが実感しました。
 最近、日本も国際化していますが、肌の色や服装からも多民族国家であることを実感しました。むしろ今では世界のスタンダードであることを感じました。日本も外国からいらした方が暮らしやすい共生社会を作る必要であることを感じました。
 交通は日本とは大きく風景が異なりました。自転車は多かったです。それも、大きな荷物が運べるようユニークな形をしている自転車もありました。モーターもついているので自転車がバイクのように走っていました。バイクも電動のものが多かったです。EVも多く走っていました。電動のバスも多く走っていました。
 スマホから利用できる電動キックボードも多く走っていました。日本で最近増えてきましたが、ダイチャリのように、いたるところに見かけました。車道をかなりのスピードで走っていました。2人乗りの人もいて、規則が日本より緩い印象を持ちました。
 日本ではあまり見かけない、ミニカーも走っていました。
安全性は、どうとも言えませんが、渋滞の多い都市部でうまく機能している印象を持ちました。
日本でも電動キックボードの扱いについて示されましたが、数年先をいっている印象を持ちました。
 様々な手続きも、IT化が進んでいる印象を持ちました。キャシュレスは当然ですが、博物館の入場券などもネットで購入します。事前に購入しないと見学できなかったり、長い列に並ぶことになります。
 ホテルもチェックインする時にホテル専用のアプリをスマートフォンにインストールします。部屋のライトやエアコンの操作などもスマートフォンからできるようになります。
 国民性も感じました。感情の表現や自己主張も日本とは違う印象を持ちました。
 例えば、神殿の見学をした際、長い行列ができていました。私は予約していなかったので、長い列に並びました。チケット販売のゲードが開いたため、一時的に列が乱れました。そのどさくさで、何人かが横から割り込みをしようとしました。すでに並んでいる人は、割り込んだ人に対して列の後尾にならぶよう抗議しました。割り込んだ人は、その言葉を無視して前に進もうとしました。そのとたん、行列から大きなブーイングが発せられました。しぶしぶ、その人たちは行列の最後尾に移動しました。その行動に行列からは拍手が沸き上がりました。その拍手は割り込んだ人を讃えるようにも聞こえました。
 日本ではあまり割り込みの行為は見かけませんが、あっても心の中で「ずるいな」とつぶやく程度です。海外では自己主張することが当然といった印象を持ちました。
 パリオリンピックでは、女子バレーボールの準決勝、アメリカ対ブラジルを見ました。私は日本の国旗がプリントされたTシャツを着て参加しましたが、同じように日本のシャツを着ている人もいて、見知らぬ人でしたがお互いに手を振って挨拶をしました。
 バレーボールの試合は、試合を盛り上げるための様々な仕掛けがありました。もちろんテレビ中継されていましたが、試合前やゲームの間のダンス、中世期の女性に扮した人が登場したりしました。大会マスコット、フリージュも登場しました。フリージュは「民衆を導く自由の女神」の女神がかぶっていたフリジア帽を意味しています。
 なんといってもすごかったのはブラジルの応援でした。ラテンのノリを目の当たりにしました。ブラジルの応援は総立ちでノリノリでダンスをしながら試合を盛り上げていました。
 これは素晴らしいと感じました。ブラジルの人たちは、心から試合を楽しみながら応援している印象でした。日本人でしたら、恥ずかしいと感じてしまいますが、全身で感情を表現している印象を持ちました。
 パリに行って大きく感じたことがありました。物価が日本の3倍程度でした。パスタも1皿20ユーロ程度でしたら日本円で3000円を超える価格でした。ペットボトルの飲み物も日本円で300円程度でした。改めて日本は物価が安いと印象をもちました。インバウンドで海外から多くのお客様が訪日する理由もわかりました。
 安いことはいいことですが、日本が安く買われてしまうという危機感をもちました。日本の物価は円安も影響していますが、製品だけでなく、日本の不動産や企業が買われてしまう危機感を感じました。
 日本の30年前は、世界の企業における時価総額のトップ10はほとんど日本の企業でした。先進国の中でもこれほどまでに日本の物価が安いことにショックを感じました。
 日本の物価は先進国の中でもかけ離れている印象をもちました。円安の影響もありますが、日本がこれからも豊かで暮らしやすい社会にするためにも、所得を増やし、高い物でも買おうという機運を高めことが大切であると思いました。このことが、自国を守ることにつながると感じました。
 海外へ行って、改めて感じた日本の印象ですが、日本のクオリティが高いことを改めて感じました。街の綺麗さ、公共交通機関の質、サービスまで日本のクオリティの高さは強みになると思います。
 日本の質へのこだわり、綿密さは、強みにもなりますが、世界的な流れに乗り遅れる可能性がある印象を受けました。海外では合理性の優先、不完全なものに寛容に受け入れると感じました。日本では、不備が見つかると強く非難されます。そのため、不備のないように準備します。目まぐるしく変化する社会へのスピード感は大切であると感じました。
 サービスも、日本ではお客様第一に丁寧に対応します。素晴らしいことですが、人的なコストがかかります。しかし、なかなか価格に反映できないため結果、低賃金となってしまいます。高い質は強みになりますが、人的なコストに対する生産性を高めることも課題であると感じました。
 その他の印象ですが、若い人が多い印象を受けました。都心部を中心にまわったのでそのような印象をもったかもしれませんが、街全体に活力がある印象をもちました。日本の少子高齢化は世界的にも進んでいる感じがしました。
 これからも、日本が世界をリードし、物心共に豊かな生活を送るためにはグローバル化は避けられません。
 日本の持つ、勤勉さや細やかさを強みに、したたかというより、しなやかに、積極的に世界に羽ばたいてもらいたいと思います。
 パリオリンピックは終わりましたが、現在、パラリンピックが開催されています。誰もが輝ける社会を作りたいと思います。日本の選手を応援しましょう。日本がんばれ!
 最後に、今日皆さんが元気に登校してくれてありがとう。もし不安や心配があるようでしたら勇気をもって周りの先生方に相談してください。
 2学期も皆さんが元気で活躍されることを祈り、校長講話とします。

【情報技術科】環境パスポート発行システム開発中!【公開準備編】

本校情報技術科では1月より、

加須市にある埼玉県環境科学国際センターと連携し、システム(アプリ)開発を行っています。

そしてこのシステムが、8月18日(日)14:40~公開に決まりました!!

 

前回の記事に引き続き、公開準備の様子について紹介したいと思います。

アプリが完成するまでに、何度かZoomなどを使ってオンラインミーティングもしましたが、

完成したアプリをタブレットにインストールした状態で、センターの方に確認してもらいます。

また、センターの方が準備してくださった展示スペースも見学し、

実際に持って行ったタブレットを埋め込み、最終的にどのようなイメージになるか

確認もしました。

最後に、実際の現場で確認して不都合があった部分を改修し、

納品用のタブレットにアプリをインストールします。

 

そしてついに完成!

 

完成したシステムは、いよいよ明後日18日(日)14:40~

埼玉県環境科学国際センターで公開です!!

当日は開発に携わった生徒も参加し、来館者の皆さんをお迎えする予定です。

みなさんぜひお越しください!

 

【情報技術科】環境パスポート発行システム開発中!【開発編】

本校情報技術科では1月より、

加須市にある埼玉県環境科学国際センターと連携し、システム(アプリ)開発を行っています。

そしてこのシステムが、8月18日(日)14:40~公開に決まりました!!

 

前回の記事につづき、開発中の様子を紹介したいと思います。

【GUI班】

GUIとはGraphical User Interfaceの略で、

画面に表示されるボタンやイラストなど人と接する部分を表します。

GUI班ではこのGUIの設計・制作を2人で行っています。

子どもが多く使用するということで、どんなボタンやイラストが目を惹くか、

わかりやすいかなどを考えながら、実習でも学んだ画像処理ソフトを使用して作っていきます。

作られた画像は随時プログラム班に渡し、プログラムの中に組み込んでいきます。

 

【プログラム班】

プログラム班では、実際のアプリのプログラミングを2人で行います。

企画の際にみんなで決めた流れになるよう作っていきます。

また、途中で不都合があったときには全員で相談して修正、

作り込んでいきます。

最終的にこのアプリを動かすのはタブレットのため、

途中でタブレットにインストールし、動作の確認も行います。

 

こうして出来上がったアプリを、環境科学国際センターのみなさんに確認していただきます。

詳しくは次回の記事で!

【情報技術科】環境パスポート発行システム開発中!【企画編】

本校情報技術科では1月より、

加須市にある埼玉県環境科学国際センターと連携し、システム(アプリ)開発を行っています。

そしてこのシステムが、8月18日(日)14:40~公開に決まりました!!

 

 

環境科学国際センターには「彩かんかん」という展示館があり、環境について学ぶことができる施設があります。

しかしその中の展示の一部「環境パスポート」を発行するシステムが壊れてしまい、

今回は本校がお手伝いをして、リニューアルすることになりました。

 

開発に取り組むのは2年生の4人組(開発当初は1年生)。

まず最初は企画を立てます。

企画を立てるにも、まずは「彩かんかん」のことや、要望を聞かないと始まらないため、

実際に見学・打ち合わせを行いました。(1月)


多くの大人を前に、少し緊張気味・・・。

 

その後学校に戻り、まずは4人でどのようなシステムにしていくか検討します。

来館者には小さな子ども、小学生が多いこと。

「彩かんかん」以外の場所で行われるイベントでも使えるようにしたいということ。

様々な状況や要望を考慮しながら多くの人に使ってもらえるシステムになるよう検討していきます。

各自から出された意見はオンラインサービス上でまとめ、

用事で来られない人にも共有して企画を進めていきます。

 

 

企画が整ったら、次は画面デザインの検討と、アプリ開発を並行して行っていきます。

詳しくは次回の記事で!

 

【設備システム科】ものづくり教室を実施しました

令和6年7月27日(土)・・・川口市立科学館

令和6年8月5日(月)・・・さいたま市立土合公民館

以上の施設にて、地域の小学生を対象とした「ものづくり教室」に製作補助として、本校設備システム科の生徒4名が参加しました。

 

先日、イオンモール浦和美園のイベントで好評だった「ミニプランター製作」を、今回は参加者による製作工程を加えて、より達成感のある講座としました。

今回も下準備から生徒が行います。前回の反省を生かしながら、役割分担や効率化を図り、協力し合いながら取り組むことができました。

 

川口市立科学館では、午前の部10名・午後の部10名の合計20名の小学生がものづくり教室に参加されました。

また、昨年度もお世話になった、大宮工業高校の建築研究部の生徒さんにもお手伝いいただきました。

製作物が「ミニプランター」ということで、机に用意された木材や工具を見るだけでも、なんとなく仕上がりがイメージできます。しかし、組み立てに必要な「だぼ」を木の丸棒から製作することに、難しさを感じているようでした。そこで、生徒の製作補助がとても力になりました。参加者全員、丁寧に自分だけのオリジナルミニプランターを作り上げることができました。

 

さいたま市立土合公民館では、地域の小学生10名が参加されました。

ここでは、土合中学校の3年生2名もボランティア活動の一環として、お手伝いをいただきました。

短い時間でしたが、小・中・高のそれぞれの児童・生徒が集まり、交流を深められたことは、たいへん有意義な時間となりました。

≪小学生の感想≫

「(だぼを)うつのが楽しかった。力がいる事を知れてよかったです。」

「自分でプランターを作れて良かったです。」

「ぼう(だぼ)をうつところ、はめるところが面白かったです。」

 

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 

【設備システム科】内装仕上げ技能講習会に参加しました

令和6年7月29日(月)に、埼玉県工業教育研究会(建築・設備部会)による「内装仕上げ技能講習会」に設備システム科の生徒4名が参加しました。

開催にあたっては、埼玉県内装仕上工事業協同組合様のご協力をいただきました。

 

この講習会では、

1ツ星内装工事座学

1ツ星壁・天井LGS

1ツ星壁・天井PB

1ツ星(自由選択)壁クロスまたは床タイル

の講義・実習を行いました。

 

現職の職人さんによるデモンストレーションでは、手際のよさ・正確さに生徒が圧倒されている様子も見られましたが、楽しみながら一生懸命に取り組むことができました。

 

閉講式では「工業高校を卒業した先輩によるパネルディスカッション」も行われ、内装工事業(建設業)の魅力などについてお話をいただきました。

これからの進路選択を行う上でも、大変貴重な経験となった1日間となりました。ありがとうございました。

開講式講義

パネルディスカッション

 

令和6年度 1学期終業式

令和6年度 7月19日(金)1学期終業式が、Google MeetによるLIVE配信を利用して行われました。

◇次第◇
・校長講話
 ※下記に講話内容を全文で掲載
・教務主任講話
・生徒指導部主任講話
・生徒会長より
・文化祭実行委員長より
・表彰
・校歌斉唱

◇終業式の様子◇


校長講話

教務主任講話

生徒指導部講話
 


◇表彰◇


▼ 校長講話 ▼

皆さん、おはようございます。
早いもので1学期登校するのも今日までです。
 1学期振り返り、うまくいったこと、いかなかったこと、もう一度整理して2学期以降に活かせるようにしてください。3年生は、これから進路ですね。より良い進路が実現できるよう頑張ってください。
 夏休みはまとまった時間があります。学校の宿題は当然ですが、普段なかなかできなかったことなどに取り組んでみてはいかがでしょうか。
 例えばボランティア活動があります。市町の社会福祉協議会ではボランティアの募集をしています。自分の特技や興味関心のあるボランティアに取り組むことにより、喜んでいる人たちを見ると自分も幸せな気持ちになります。多くの人たちと交流することが自分を成長させてくれます。是非、取り組んでみてください。
 また、家の手伝いやアルバイトも良い経験になります。働くことの意義を考える機会になります。勤労の大切さやお金を稼ぐことの尊さを知ることができます。
 皆さんは工業高校に通っている生徒です。ものづくりに関わるアルバイトでしたら学校で学んでいることが活かされる場面が多くあります。しかし、そのことによって学業がおろそかになったり、生活が乱れてしまっては元も子もありませんので、高校生であることを忘れずに適切な範囲内にとどめてください。
 普段から興味のあることがあるようでしたら、まとまった時間を使いその研究をしてください。特に大学に進学を希望している場合は、将来大学で何を学びたいのかつなげられるようにしてください。自分の気持ちに合った大学の研究室を探してください。大学のAO入試では自分のやりたい研究に対する熱い思いを面接官にぶつけてください。進学先は名前で選ぶものではありません。何を学びたいかで選ぶことが大切です。
 さて、昨年度の3学期の始業式で能登の話をしました。その時、10年前の能登への修学旅行の話をしました。美しい自然やのどかな農村の風景、文化や人とのコミュニティ、いま日本が失いつつあるものに気づかされました。
 その時、珠洲市の泉谷市長さんとお話しする機会がありました。泉谷市長さんは若者の流出と人口減少を大変心配されていました。
 震災を受け、3学期の始業式の校長講話で、皆さんに支援を呼びかけました。皆さんは高校生ですので、人的な支援や経済的な支援には限界があります。しかし、能登の人のことを思う気持ちがあれば、それが支援に繋がりますとの話をしました。
 技術者の使命は、技術で社会の課題を解決することです。地方が不便であるとしたら、不便を解決する技術を考えることです。その課題を解決すれば、地方はより輝きを増します。豊かな自然や美味しい食べ物など地方の大きな可能性と魅力があります。
 例えば地方であっても高度な医療が受けられること、生活に必要なものがすぐに手に入ること、体が不自由であっても安心して暮らせることなどです。若者にも働く場所が豊富にあることです。       
 この30年でコンピュータネットワークは大きく進化しました。
オンライン診療やドローンによる宅配などで技術的な検証が始まっています。コンピュータネットワークを活用し、職場と同じ環境を作ることによって在宅勤務も可能となっています。しかし、未だ十分でないのは、乗り越えなければならない課題があるからです。端的に言うと、誰もが使えるものでないからです。
 一つ例をお話しします。私は、20年以上前、ビデオ会議システムを使い、離れた学校と授業を行いました。その時の印象は、機器の設定が難しく、誰もが使えるものではありませんでした。もちろん高価でしたので誰もが簡単に購入できるものではございませんでした。画面も高精細なものではありませんでした。しかし、その時はビデオ会議システムに大きな可能性があることを感じていました。
 今ではどうでしょう。誰もが簡単にオンラインの授業を受けることができるようになりました。これは技術が課題を解決したからです。
 社会課題を見つけ、そのための解決策を考える、これは探究につながります。身の回りの、なぜだろう、なんだろうに解決のヒントがあります。また、その中に大きな富を生むチャンスも隠されています。
 能登は復興に向けて動き出していますが、しかし、能登の人のかつての日常はしばらく戻りそうもありません。前のような賑わいも戻ることができるか見通しが立ちません。それを解決するのは、政治や技術の力だと思います。
 政治は18歳で成人年齢ですので3年生の一部の人は、投票という形で政治に参加することができます。
  もちろん皆さんは工業高校に通っていますので様々な工業技術を勉強しています。その技術を使い、社会課題を解決してください。10年後、20年後のより良い社会を創造してください。
 最後に一言、皆さんの中で、友人関係、家族や進路、学業、など、様々な悩みがある人のいると思います。人間はそんなに強くありません。辛かったら、身近な人や先生に相談してください。言葉にすることにより気持ちが楽になります。
 皆さんの夏休みの間、健康で元気で、9月に学校で会えることを楽しみに待っています。

【設備システム科】課題研究 中間報告会を実施しました

令和6年7月2日(火)に、設備システム科3年生「課題研究 中間報告会」が行われました。

「課題研究」の授業では、これまでの学びを活かしながら、生徒一人ひとりが自ら課題を設定し、その解決にむけて取り組んでいます。

この日は1学期最後の授業ということで、自分たちが設定した研究内容・現在までの成果・今後の見通しなどについて、報告を行いました。

普段の授業は班ごとや個人で課題に取り組んでいるため、この報告会でお互いの研究内容を知ることができました。

学年末に毎年行われている「課題研究 発表会」にむけても、これまでの研究内容を整理するとともに、2学期以降の計画も確認することができました。

 

≪担当者より≫

≪発表の様子≫

≪科長より≫

【情報技術科】うららか広場に出展してきました

令和6年6月15日、16日にイオンモール浦和美園にて開催されたイベント「うららか広場」に参加しました。

今回のテーマが「食」ということで、熊谷農業高校様と埼北酪農業協同組合様と連携をし、「酪農VR体験 ~牛乳が出来るまで~」を出展しました。

今回は、VR動画の撮影から編集まで全て生徒が主体となり制作をしました。
編集作業は初めての生徒でしたが、しっかりと作品を完成させてくれました。

~イベントの様子~


2日間で203名の方にVR体験をしていただきました。
子供から大人まで、「楽しかった」「面白かった」「クオリティがすごい」などお褒めのお言葉をたくさん頂けました。
さらには、新聞にも取り上げていただきました。
掲載された新聞記事 : https://www.saitama-np.co.jp/articles/85648/postDetail

2日間イベントに参加してくれた生徒の皆さんお疲れさまでした!

 

【設備システム科】イオンモール浦和美園にて

令和6年6月15日(土)・16日(日)に、イオンモール浦和美園にて、イベント「うららか広場」に参加しました!

今回は「」・「」をテーマとしたものでした。

そこで考えたのが、「ミニプランター製作」です!

この製作をとおして、参加された方には

ご自宅での「室内栽培」や「観葉植物」のために!

簡単な木工作業による「職業体験」を!

していただく機会としました。

 

このイベント参加にあたっては、事前に本校設備システム科の生徒が準備を行いました。

≪事前準備(塗装・下穴あけ)の様子≫

 

≪イベント当日の様子≫

 

 

≪生徒の感想≫

Kさん:たくさんのお客さんが来てくださり、子どもだけでなく大人の方も参加してくれて嬉しかったです。枠が少ないという声が多かったので、次回はもっと増やしたいと思いました。

Yさん:事前準備と当日のお客さんへの対応を通して、チームワークがとても大切だということに気づきました。また、たくさんのお客さんに来ていただいて、人との接し方もについても考えさせられました。

Uさん:大人から小さい子どもまでも楽しんでいただくことができました。イベントに参加された人たちは「日頃はこんな経験ができない」と言っていたので、自分は喜んでもらえて嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

Nさん:今回、初めてこういったイベントに参加してみて、不安なところもありましたが、お客さんの楽しむ姿を見ることができて良かったです。またこのようなイベントに参加したいと思いました。

Rさん:事前にあけた穴に木槌を使い、木釘を打ち込んでいただきましたが、木釘の打ち方や力加減をしっかり伝わっていないことがあり、教えることの楽しさと難しさを知ることができました。

 

本イベントにお声がけいただきましたイオンリテールの皆様、また参加していただきました皆様、本当にありがとうございました!

体育祭【生徒会指導部】

 本日、梅雨入り前でありながら真夏を思わせる青空の下、令和6年度体育祭が行われました。グランドは学科(ブロック)カラーのTシャツでカラフルに彩られ、大きな歓声が響く中、生徒たちは9種目にわたって力を競い合いました。

 今年の体育祭は大変な暑さが予想されていましたが、30分間のクーリングタイムの導入や塩分チャージタブレットの配布、急遽ブロック対抗リレーをカットする(疲労を考慮した上での苦渋の判断でした、出場予定選手のみなさん、ごめんなさい!)など、万全な熱中症対策を講じた結果、大きな事故やケガもなく無事に終えることができました。

 運営を支えてくれた体育祭実行委員と体育委員のみなさん、ありがとうございました。特に、ライン引きを含む事前準備や会場設営、そして当日も7時から準備をしてくれた体育祭実行委員三役と生徒会本部役員のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 また、130名以上もの保護者の皆様にご観覧頂き、感謝申し上げます。

 体育祭が終わり、来週からは文化祭の企画決めがスタートするとともに、期末考査2週間前に突入していきます。3年生は進路活動の一つの重要な時期を迎えます。目まぐるしい毎日が続きますが、頑張っていきましょう。

プレ体育祭【生徒会指導部】

 本日は5,6限にプレ体育祭を行いました。明日の体育祭に向けて、実行委員長から諸注意の伝達、その後、ムカデ競争と全員リレーのリハーサル、大縄跳びの練習を行い、3年生の全員リレーでは本番さながらの熱戦が繰り広げられました。

 これまで、体育祭実行委員会三役・生徒会本部役員生徒を中心に体育祭に向けて様々な準備をしてきました。昨年は残念ながら雨天中止となってしまったということもあり、保護者の方々に制限なく観覧していただける体育祭は実に5年ぶりです。明日は150名以上の保護者の方々が観覧予定で、生徒たちも大変楽しみにしています。

 なお、明日は気温が大変高くなることが予想されます。生徒の皆さんはスポーツドリンク、帽子、団扇やハンディファンの持参を忘れないようにお願いします(塩分チャージは1人2個程度まで学校でも用意します)。保護者の皆様におかれましても、昨日と本日、連絡アプリで配信された内容をご確認の上、十分な熱中症対策を講じた上でお越しいただきますようお願いします。

【情報技術科】熊農とコラボ! VRコンテンツを製作中です

現在情報技術科では、6月15日(土)・16日(日)に

イオンモール浦和美園で開催されるイベント「うららか広場」に向け、

酪農見学VRを製作中です。

 

今回の「うららか広場」のテーマの一つとして”食”があり、

生徒の提案から酪農に関するもの

「牛乳ができるまで」をテーマとして製作を進めています。

そして今回は初めて、熊谷農業高校 生物生産技術科に協力いただき、

工業×農業のコラボで製作しています。

また、熊農の牛乳が加工されている埼北酪農業協同組合 様にもご協力いただいています。

 

6月5日(水)に乳牛の飼育をしている熊谷農業高校にお邪魔して撮影してきました!!

まずは360度カメラを組み立て・・・・

 

 VRを体験する人に楽しんでいただける映像を撮影するため、

様々な場所で撮影します。

上下左右360度撮影できる特殊なカメラを使用するため、

近くにいた子牛も興味津々で見つめてます。

 

撮影終了後には熊農の牛乳・たまごでつくられた

「くまのうあいす」をごちそうになり、

 生徒からは思わず「うまっ!」という声も聞かれました。

 

今回の撮影を通し、普段なじみのある工業だけではなく、

農業高校の面白さや凄さにも生徒は気づかされていました。

 

熊谷農業高校のみなさん!ありがとうございました!

 

 

次回は編集の様子をお届けします!

【情報技術科】ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会に出展しました

情報技術科では、6月1日(土)・2日(日)に大阪市南港で行われた

「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会」に出展してきました。

 

出展の内容は、2022・2023年度に、

十文字学園女子大学・東大阪短期大学部と協働で製作した「食育3Dパズル」を展示・体験してもらうものです。

この取り組みは、管理栄養士をめざす十文字学園女子大学の学生さんが、

幼稚園児や保育園児を対象とし、

食べ物の栄養素「体をつくる:赤」「体調を整える:緑」「エネルギーになる:黄」

を遊びながら学べる玩具を企画。

本校の生徒が、設計・3Dデータを作成し、

3Dプリンタやレーザー加工機を使用して玩具を作り上げるものです。

完成した玩具は2023年度末に、東大阪短期大学部に協力をいただき、

実際に園児に触ってもらい、保育士の方からも意見を頂くなど、

PDCAサイクルを回す取り組みを行っていました。

今回はその玩具をより多くの人に紹介・体験してもらおうと、

食育のプロの皆さんが多く出展する大会に、

十文字学園女子大学・東大阪短期大学部と共同で出展させていただきました。

 

2日間で400名を超える子ども、時には大人にもパズルを体験していただき、

「面白い」という意見や「売ってないの?」というコメントもいただきました。

また、台湾から視察に来ていた方からも

「楽しく遊びながら学べて良い。日本の工業高校生はすごい!」という

コメントまでいただけました。

 

今回は遠方での出展、開発に携わった生徒は卒業してしまったため、

生徒の同行は叶いませんでしたが、

今後も生徒には、授業を通して様々な場面で活躍してもらいたいと思います!

令和6年度生徒総会【生徒会指導部】

 本日6限、生徒総会が行われました。総会では昨年度活動報告・決算報告、今年度活動計画・予算案がそれぞれ審議され、各クラスの代表者からの質疑応答を経て、無事に承認されました。その後、各委員会の委員長から今年度の委員会目標と抱負、さらに、各クラスのHR委員長からクラス目標とクラスの状況などの報告がありました。

 体育祭実行委員長からの連絡では応援団長が紹介され、約2週間後に迫った体育祭に向けて各ブロックの応援団長から熱い意気込みが語られました(5人ともマイクを通さず地声で語り、さすが応援団長!といった堂々たる姿でした)。

 昨年度は雨天中止となってしまった体育祭ですが、生徒会本部・体育祭実行委員三役を中心にいよいよ来週から本格的に準備を開始します。平年より遅いと予想されている今年の梅雨入りですが、無事に開催されることを願います。

開会宣言

生徒会長挨拶

生徒の様子

体育祭実行委員長より

後方に並ぶ応援団長

さいたま桜高等学園 音楽部との交流 ~U-techコーラス部~

新1年生のいないコーラス部。

「歌は大人数で歌った方が楽しいよね!」ということで、

近隣のさいたま桜高等学園の音楽部のみなさんと一緒に歌いたい!!と

今年度第1回目の交流に行ってきました。

 ~はじめは、お互いの活動報告~


        このあたりはまだ緊張していました。 

 ~そして一緒に「風になりたい」を歌い、

(さいたま桜のみなさんが様々な楽器を交え、盛り上げてくれました)

  初めての交流なのでお互いの緊張をほぐすために、

                    イスとりゲーム!!~

         

    先生のピアノにあわせ、みんなノリノリです☆

    だんだんと減っていくイス・・・熾烈な戦いの末、

    勝者決定! 互いの健闘をたたえます。

    

とても楽しい時間でした!!

さいたま桜高等学園の音楽部のみなさん、ありがとうございました!!

この後は、第2回の交流で一緒に歌う曲を決め、それぞれの学校で練習を重ねます。次の交流も楽しみです。

【2学年】遠足(羽田空港→横浜)

令和6年5月24日(金)に2学年遠足を実施しました。

今回の遠足の目的は、羽田空港にて修学旅行に向けた集合練習を行うこと、そして横浜市内にて団体行動を通じてコミュニケーション能力を育むことでした。

 

羽田空港の第二ターミナルは様々な学校や一般の旅行客でごった返しており、迷子になる生徒も出てくるかと思われましたが、特に問題が起きることもなく予定通り集合練習は完了しました。

 

横浜市内では事前学習にて各班で考えたルートを辿り、それぞれ違った形で楽しんでいました。当日は気温も高く熱中症なども心配されましたが、熱中症も含めて怪我や事故もなく無事に遠足の全行程を終えることができました。

 

〇事前指導の様子

 

〇遠足の最後に撮影したクラス写真

(上から順番にMA, MB, EA, SA, IA クラス)