浦和工業高校より

浦和工業高校より

令和2年度 入学式

令和2年度 第60回入学式

新型コロナウイルス対策の影響で、第60回浦和工業高等学校入学式が約2ヶ月遅れて行われました。
新入生にとって、待ちに待った入学式です。新型コロナウイルス対策で、検温のチェックから始まり、1クラスを2つの教室に分けて集合し、入学式が始まりました。開式のことばに続いて、担任から呼名され、校長が入学を許可しました。本日から浦和工業高校の一員です。充実した高校生活を送りましょう。

 

▼校長式辞 浦和工業高等学校 校長 関根憲夫

 ただ今入学を許可した百九十七名の新入生のみなさん、ご入学誠におめでとうございます。教職員一同 皆さんの入学を心より歓迎いたします。
 皆さんは、新型コロナウィルスの感染が広がり始めた頃に入学者選抜試験となり、その後は全国一斉の臨時休校となってしまいました。大変不安で心もとない中でも皆さんが学力検査や面接試験に集中できるよう細心の注意を払いました。そして、高校入試が終わっても臨時休校と外出の自粛は続きました。中学校最後の想い出を友達と、先生方とともに分かち合いたかったと思いますが、現実は厳しいものでした。
 本日の入学式も、皆さんの晴れ姿をご来賓の皆様や保護者の皆様に見ていただくことができないことを大変残念に思います。各教室で担任の先生から呼名してもらい、あらためて入学が許可されましたが、校長としては壇上から皆さん一人一人の顔を是非とも見たかったです。
 こんな状況の中、三月九日の合格発表の日、皆さんはマスクをして早くから発表の場に集まってくれました。九時になり合格者を張り出すと、「やったー」という歓喜の声があがりました。保護者の方と抱き合う生徒もいました。受検した全員が合格できたわけではありませんが、この喜びは一生忘れてもらいたくない、こんな大変な状況の中、希望を持って浦和工業高校に入学してくれた生徒とともに明るい未来を作っていかなければと強く感じました。あの時の光景は校長として忘れられないものです。
 世界中が悲観的になり、先が読めない時代となりました。そんな中でも明るい未来を見据え、努力して知恵を絞り、希望を捨てない。それが、今、私たちがやらなければならないことです。浮足立つことなく、どっしりと構え、今やらなければならないことをひたすらにやることです。こんな時代だからこそ、技術・技能の基本を身につけ、いつでも応用ができる力を蓄え、誠実な生き方ができる人間を目指してください。そうすれば必ず、社会で貢献できる人間になれます。
 皆さんは工業の世界を選んでくれました。工業の可能性は、無限大であります。一日も早く中学生気分を一掃し、目標を高く掲げ、将来、社会に貢献できる「若きエンジニア」となるよう、日々精進を重ねていただきたいと思います。そして、本校が力を入れている資格取得に意欲的に取り組むとともに、是非、部活動にも積極的に参加して心身を鍛え、生涯の友を得てください。

 私からは、新しい生活のスタートにあたり、一つだけお話しして、結びの言葉にしたいと思います。
 それは、この新型コロナウィルスで亡くなられた志村けんさんの言葉です。「イヤなことがあっても思いきり笑えば忘れられる。笑うのは人間にしかできないことですから。これがなかったら人生やっていけない。」これは志村さんがある雑誌のインタービューで語った言葉です。皆さんは最近いつ思い切り笑ったでしょうか。自粛ばかりで行動が制限され、暗いニュースばかりが耳に入る今の状況だからこそ、希望を持って、心から笑える仲間を作って、辛いことも嫌なことも乗り切ってもらえればと思います。どんな困難な時でも「大丈夫だ」とお互い笑って励まし合える仲間を是非作ってください。

 改めて、保護者の皆様におかれましては、重ねてご入学のお慶びを申し上げます。この一五年間、様々なご苦労もあったかと存じますが、お子様をここまで立派にお育てになったことに対し、心より敬意を表します。
 本日、大切なお子様を確かにお預かりいたしました。入学後、指導を受けたり、叱られたりすることもあるでしょう。社会に貢献できる大人に成長するためには「ルール・マナー」を守ることから始まります。それは当然のことですが、この当たり前のことを当たり前のようにやることは意外と難しいものです。ぜひ本校を百パーセント信頼していただくとともに、家庭と学校との風通しをよくしながら、お子様の成長に向け、一緒に取り組んでいきたいと思いますので、ご支援・ご協力をお願いいたします。
 それでは、三年後に、すべての生徒・保護者の皆様が「浦和工業高校で本当によかった」と思い、そして、胸を張って卒業していただけることを心から願い、私の式辞といたします。

 

▼PTA会長 飯島佳代子様より ご祝辞

 新入生の皆様、御入学おめでとうございます。
受験を終え、期待を胸に新生活を楽しみにしていたことと思います。
しかしながら、緊急事態宣言が発表され、普通の生活が制限されてしまいました。
 不安や苦労もあったことと思います。でも、心配はしないでください。皆さんは一人じゃありません。世界中のたくさんの人が同じ状況で頑張っています。
 人生に無駄はありません。苦悩を乗り越えることで普段見ることのなかったことが見えてきます。それは、これから皆さんが生きていく上で必ず糧となるでしょう。
 高校で過ごす三年間を大人になってから同じように過ごそうと思っても現実には難しいことです。ですので、今を大事に、高校生活を充実したものにして欲しいと思います。
 相手のことを思いやり、自分を大切にし、過ごすことで充実した生活を送れるはずです。三年後に、皆さんが誇らしく清々しい気持ちで未来へ羽ばたいていけるよう、悔いのない高校生活を過ごされることを願っています。
 さて、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。
皆様には、子ども達が充実した学校生活を送れるよう、是非、PTAの活動にご理解とご参加を頂き、浦和工業の良さを実際に肌で感じて頂ければと存じます。
 このような形の祝辞となり、心苦しい限りですが、皆様にお会いできる日を楽しみにしております。これから三年間どうぞ宜しくお願い致します。
 本日は、誠におめでとうございます。

 

▼新入生代表 誓いの言葉